共創地球塾
人間のものさしを、いったん地球に返す。
共創地球塾は、“地球の目線”に立って人間の営みを捉え直すことを、企業会員とともに学び合った3年間のプログラムです。竹村眞一・鈴木寛の両主宰のもと、月例セッションと探訪合宿を重ね、各界のカタリスト(触媒)や招聘ゲストの知見も得ながら、2026年3月に全課程を修了しました。ここに、3年の活動記録をとどめます。
プログラム概要
2023年度 ——「レジリエンス」で語り直す
開講の年。4月、竹村眞一の「共創地球学・事始め」で幕を開け、「レジリエンスで語り直す」連続講——地球史、人類史、日本史——で、視座を"地球"へ架け替えていった。折々に佐藤卓氏・山崎直子氏・小西利行氏・千住博氏がカタリスト(触媒)として加わり、議論を深めた一年。年明けには「災いと恵み〜『変動』と『撹乱』の生態学」「宇宙を包含する地球」へと展開した。エクスカーションは那須(9月)、沖縄・石垣島(2月)。
2024年度 —— 招聘と越境
ゲスト招聘が本格化した年。都市を「地球器官」と捉える田崎有城氏(N-ARK)、高野雅彰氏(DG TAKANO)らによる新BOP(Base of the Planet)構想、そしてノーベル物理学賞・天野浩氏の研究室を訪ねた名古屋大学出張ゼミ(半導体3.0——「光」のパラダイム)。秋には千住博氏による創造性和紙ワークショップも。エクスカーションは山形・鶴岡(6月)で先端生命科学と修験の文化を訪ね、冬は南紀・熊野・白浜(12月)へ。年度末の2025年3月には、共創地球展「歩く!地球SUGOROKU〜EARTH LIFE MODEL〜」をUNIVERSITY of CREATIVITYで開催した。
2025年度 ——「その先」を構想する
最終年度は、問いのスケールが一段上がった。篠田謙一氏が日本人のルーツを、隈研吾氏が日本列島の「更新」を、藻谷浩介氏が日本型資本主義の可能性を語り、10月には「卒近代」を正面から扱う回も。年が明けて田中優子氏「江戸の知性と想像力」、安宅和人氏「風の谷という希望」。そして、2026年3月19日の最終回に向けて、塾生一人ひとりが「3年間で学んだことを、この先どう活かすか」を総括としてまとめ上げ、当日は竹村・鈴木の最終講義や全塾生によるプレゼンテーションを行い、地球に返す人間のものさしと、我々が持ち帰る地球の目線を総括するディスカッションで3年間の幕を下ろした。
※ 肩書き・所属はいずれも登壇当時。
※ 本事業は前身の株式会社ダック・アンド・ポンダーズとして実施(2026年4月に現商号へ変更)。